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水引家紋画像

水引家紋画像展示ブログ

平行線の美?平行面の美?



  くれぐれも無断転用や無断にての「見てからの真似事等」無き用よろしくであります。


 このリンク先から参照できるスキャン画像は実物大より少し大きいくらいの物で、「穴があく」様にして見た様子が経験できるはずです。
 工芸品をそんな風に見ることもなかなか出来ないことかと思いますので、ぜひ細工の有様や家紋の美しさを楽しんで見てください。

 平面を塗りつぶすという作業は、いったいどんな内容をもち?その手段や方法にはどんなものがあるでしょうか?

 これがなかなかに奥が深く、装飾という一大世界の根本をなすものであります。

 私どもの場合水引で平面を埋めるために、平行線そして並行面で塗りつぶすものとなります。

 平行線は等間隔を基調とし、曲線に対しては内径と外径との間柄のところで交差の必要を生じるものなので、

 内径優先か、外径優先かを決めたうえで下絵の方向性を定めるものです。

 家紋の場合、その基本コンセプトが「円」を基調に等間隔を決めるデザインなので、

 この平行線・並行面で塗りつぶすことで、そのデザインに隠れていて普段は見えない構造美が現れるものであります。

 また、この描き方で矛盾なく描き表わすことができるようにデザインの細部を精密に定めていくことで、

 その紋章の本来あるべき美しい姿が見出されるものであります。 


 実例として「丸に三つ引」紋の参照であります。

 引き両紋や、三階菱・松皮菱紋などは、たとえば「染め抜き」という技術を用いる場合、

 ある意味一工程で作成可能な紋章であります。

 基本的に地の色で全体のシルエットを描く紋章上絵式の手順で考えると、

 他よりも一工程少なくても出来上がるデザインであります。

 自分達の場合はそれらの「シルエットのみ」系の紋章は、水平線を基調にデザイン・作成を行うと云う方向付けを決めております。
丸に三つ引
 

 その二として、前回形成の「丸に梶の葉」紋です。どのようにシルエットを解釈し、

 どんな構造美を見出して塗りつぶし方を決めたか?そう云うことを考えながらシルエットのみ系の家紋と、

 「描線ありき」の家紋をのデザインの質の違いを確かめてみてください。

 丸に梶の葉




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テーマ:和風、和物、日本の伝統 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2009/12/27(日) 02:34:47|
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